BA(BRITISH ARMY)FIELD CHAIR

MATERIAL
フレーム:アルミ/ヒンジ
ボルト類:ステンレス、スチール
座面:ポリ帆布(OD,SV) /コーデュラ(COYOTE)

COLOR
●シルバー×OD座面(ポリ帆布)
●OD×OD座面(ポリ帆布)
●COYOTE×COYOTE座面(コーデュラ)

SIZE
(縦横奥行) 約74×42×57cm(展開時)
(縦横厚み) 約 直径14×58cm(収納時)
重さ:約 2.4kg
座面高:約 36cm

もう4年程前になるイギリス軍のローバーチェアのリプロダクトを皮切りに、翌年にはロースタイルのLOWERチェア、昨年は揺り椅子のロッキングローバーと、イギリス軍由来のアルミ製チェアを3種類作り続けてきました。

今年はイギリス軍由来のチェア第4弾として、ローバーチェアからさらに30年程古い時代に極少量のみ軍用として採用されていたフィールドチェアをおそらく世界初の試みとしてリプロダクトすることに成功いたしました。

およそ80年も前に作られたとは思えない、大変凝った作りやギミック満載のチェアで、ローバーチェアとは違い分解してかなりコンパクトに収納が出来ます。(カーミットチェアより一回り大きい程度です。)
又、座面の奥行きが深い事と独自形状のクロスバーがサスペンション的な要素を兼ねており、見た目の華奢さやサイズ感からは想像出来ないゆったりとした座り心地も特筆出来ます。あくまで推察ではありますが、優れているのに少量、短期間の採用に終わった理由として、構造やパーツの複雑さや、ほとんど規格品を使わずほぼ手作りなことが量産性の低さとなり、ローバーチェアの様なシンプルな構造に転換していったのではないかと考えます。

実際に作り始めてみて、構成部品点数の多さや溶接や曲げ、切削等の加工工程の多さ、何より規格品には存在しないパーツだらけで、特に三次元的な動きをする特殊兆番(間接部パーツ)や旋盤で引いて作るしかない多種類のエンドパーツ等、やり始めて早々に「やっぱりこれは無理なんじゃないか」と何度も思わせられましたが、何社もの協力工場さんのお陰でなんとか満足のいく仕上がりとなりました。


最後になりますが、分解組み立ての容易さや早さ、アルミならではの軽さやロール形状によるバックパッキング(当時で言うところの背嚢への括り付け)のし易さ、ハイチェアとローチェアの中間に位置する絶妙な座面高等も重要なアピールポイントとなります。ぜひお手に取って凝ったギミックや座り心地を体感していただきたい製品です。
シルバー×OD座面(ポリ帆布)OD×OD座面(ポリ帆布)COYOTE×COYOTE座面(コーデュラ)
販売価格
49,500円
購入数